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(3)試料を箱の片側に集めて、僅かに箱を傾ける;
(4)試料から水が充分に排出される状態になるまで、(2)と(3)の手順を繰り返す。
3.4.3 貫入法試験結果
貫入法試験の結果を表3に示す。貫入法では、加振後のビット貫入量が50mm未満の場合に、液状化は発生していないと判定されるため、各試料の液状化可能性の判定は表の通りになる。この結果から、D10=1.4mmは、液状化が発生しないと考えられる粒径分布の下限であると言える。安全余裕を考慮して、石炭に対するクライテリアは2.0mmとした。
4 結論
液状化物質に関する要件の適用範囲を明らかにするため、固体ばら積み貨物の液状化の可能性を評価するための総合的な方法を開発した。この方法を用いることにより、貨物を水分値に関わらず積付て良いか否かを判定することができる。

 

 

 

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